「KINGDOM :LEGENDARY WAR」第1ラウンドが終了。果たして結果は?(画像:画面キャプチャ)
「KINGDOM :LEGENDARY WAR」第1ラウンドが終了。果たして結果は?(画像:画面キャプチャ)
4月15日(木)放送の「KINGDOM :LEGENDARY WAR」(Mnet)第3話は、前回の続きで第1ラウンド「TO THE WORLD」の後半戦となる「Stray Kids」、「ATEEZ」、「SF9」のステージが公開され、中間結果が発表された。

iKON の最新ニュースまとめ

結論から言うと、パフォーマンス直後に投票の集計ができる専門家評価25%と出演者自身の自己評価25%を合算した順位は、1位「ATEEZ」、2位「Stray Kids」、3位「THE BOYZ」、4位「BTOB」、5位「iKON」、6位「SF9」だったが、改めてステージセットの規模があまりにも違うことがあらわに。韓国では放送直後、改めて制作費の公平性や、セットの規模が順位につながったのではないかという疑惑の声も出ているが、6組ともK-POPファンの期待に応えるため、相当な努力を重ね、本気でステージに臨み、“レジェンドステージ”を披露したということは間違いない。

4番目に登場した「Stray Kids」は「Side Effects(副作用)」と「神メニュー」をマッシュアップしたステージを披露。「EVIL」という言葉を反対から読むと「LIVE」になるというフィリックスのアイディアをもとに、悪魔に支配される「Side Effects」から、それに打ち勝つ「神メニュー」へとストーリーのあるパフォーマンスや演技で、彼らならではのエネルギッシュさを爆発させた。

ステージが終わった後、「後悔なくできて、胸いっぱい(I.N)」、「ステージ上で幸せだった(チャンビン)」、「準備は本当に大変だったけれど、本番は楽しかった。だから、『KINGDOM』はやめられない(ハン)」と高揚した様子で、充実した表情を浮かべていた。

そんな風に、自信をみなぎらせるステージができたのには、事務所の先輩「2PM」ウヨンの応援もあった。練習室にフルーツセットの差し入れを持ってやってきたウヨンが、悩んでいるメンバーたちにいろいろアドバイスをし、振付映像を真剣にモニタリングした後、「これを誰が…、勝てるっていうの?」と授賞式でも見たことがない新鮮なステージだと絶賛。「一生懸命頑張るのは練習室だけでいい。しっかり練習しておいて、本番では“間違ってもかまわない”という自信を持っていれば、それが表情に出るから。でも、そんなにプレッシャーに感じなくても良さそうだけど」とメンバーたちの不安を取り除いてあげていたのだ。後にチャンビンはウヨンの言葉で確信を持てたし、自信がついたと語っていた。

5番目に登場したのは「ATEEZ」。「WONDERLAND」を選曲し、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」を挿入。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」をモチーフにし、海賊船や大型クラーケン(タコの足)といった大掛かりなセットで壮大なスケール感を演出したほか、パフォーマンスでも、肩の関節の柔軟さを活かしたボーンブレイキングを盛り込むなど強烈さを加えた。

年末授賞式のステージかというぐらい際立って華やかだったので、これが物議をかもすことになったのだが、ハイライトとしてメインボーカルの末っ子ジョンホが4段(オクターブ)高音の圧巻の歌声を響かせ、しっかりと自分たちの武器で勝負していたのも紛れもない事実だ。

何より「ATEEZ」は、新曲「I’m The One」のカムバック活動と、この第1ラウンドの準備日程が重なり、強行スケジュールだったが、「1秒も無駄にできない。1秒遅れただけで、1万票がなくなる」という覚悟でステージの打ち合わせをし、寝る間を惜しんで練習に打ち込むなど、並々ならぬ意気込みだったということが前提にある。

だからこそ、「BTOB」ウングァンが「弱点がないというか。歌手が見ても、本当にカッコよかった」、「iKON」BOBBYが「クラーケンを銃で撃って倒したシーンは胸が高鳴った。本当にカッコよかった」と感嘆していた。

最後を飾ったのは「SF9」。直前の「ATEEZ」のステージに圧倒され、楽屋は一気に緊張感に包まれ、メンバーたちにプレッシャーが押し寄せていたのが感じられた。すると、隣の楽屋は「iKON」だったが、BOBBYが閉まっていたドアを開けると、「iKON」メンバーたちが隣に聞こえるように大きな声で「SF9ファイティン!」とエールを送ったのだ。

その力強い応援に、「SF9」は「うわ~」と感激し、そのお返しに「サランウル ヘッタ~、ウリガ マンナ~♪」と「LOVE SCENARIO」のサビを大合唱。さらに、ダウォンは「チュッケッタ ト オギムオプシ~♪」と「KILLING ME」をロック調で歌い、インソンは「わ~、本当に先輩ありがたい」と感謝。「iKON」は「SF9」の緊張が少しでもほぐれたらいいと思い、優しい気遣いを見せたようだが、改めて「iKON」の器の大きさを垣間見たような気がしたし、競争相手だけど応援し合う温かい心の交流が微笑ましく、美しかった。

そんな「SF9」の応援団は「iKON」だけではない。「SF9」はソロ活動が活発なので、メンバーたちが各現場で応援メッセージをもらっていた。「ショー!K-POPの中心」でMCを務めるチャニには「Golden Child」ボミンがアドバイスを送り、「iKON」CHAN(チャヌ)とはお互いに情報の探り合い!? 5月放送の新tvNドラマ「ある日、うちの玄関に滅亡が入ってきた」に出演するダウォンは女優パク・ボヨンと俳優ソ・イングクが応援してくれているというエピソードを明かし、5月放送の新KBS2ドラマ「イミテーション」に出演するフィヨンは「U-KISS」ジュンから、またミュージカル「あの日々」に出演していたインソンは俳優ユ・ジュンサンとコ・チャンソクから演技の秘訣と応援メッセージをもらった。

そんなたくさんの応援を力に変え、「SF9」は危険な魅力を持つ代表的な曲の一つ「Now or Never(Jealous)」を披露。お互い美しさを奪い奪われるシーンを戦闘的で華やかに表現したパフォーマンスで、鏡やスカーフを使いセクシーな魅力を十分に発揮した。

今回はロウンが不在で、練習でもメンバーたちの個人スケジュールが多いため、なかなか全員揃うことができず、“別々に、また一緒に”をモットーに時間を有効活用し、練習を重ねてきた「SF9」。結局、今回6位となってしまい、発表を聞いた瞬間、インソンはもろにその悔しさを顔に出していた。自己評価(各チーム3票×6組=全18票)で1票も入らなかったことに傷ついたし、恥ずかしくもあったと複雑な想いを口にしていた。

それでも、末っ子ラインでパフォーマンスの軸となるユテヤンが「後悔はないけれど、ひっくり返す」とし、チャニも「Fanfare」でデビューして、「Good Guy」で音楽番組1位になったとき、胸がいっぱいになったことを挙げ、「第1ラウンドは『Fanfare』だと思って、もっと頑張って努力して1位になってみせます」と前を向いた。第2ラウンドではロウンが加わり、完全体となるのも心強い。

また、5位の「iKON」もここでさらにスイッチが入っただろう。いつもニコニコしているBOBBYが「想像の枠をちょっと壊さなくちゃいけないと思う。最大限たくさん想像を繰り広げて、それを現実化させるよう努力しなくちゃいけない」と目の色が変わっていたのが印象的だったし、JAY(ジナン)も「ここ数年で一番学ぶことも多いし、感じることも多い」とし、「学ぶべきところは確実に早く学んで、吸収すべきことは早く吸収しながら準備するつもり」と気持ちを切り替えた。そして、対面式パフォーマンス6位、第1ラウンド5位の結果を受け、「もう右、左、2回パンチをくらったんですよ」というと、「反撃しなきゃ」と狼煙を上げるCHANの言葉に、「そうです。ぐんぐん上がっていかなきゃ」と内に秘めた闘志を見せていた。次回は第2ラウンドが始まる。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6