青瓦台(大統領府)で15日に面会した文大統領(右)とCIAのバーンズ長官(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
青瓦台(大統領府)で15日に面会した文大統領(右)とCIAのバーンズ長官(青瓦台提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、来韓している米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と面会した。 韓米が北朝鮮との対話再開を模索する中、バーンズ氏に続き、来週にはヘインズ国家情報長官が来韓するなど、先の国連総会で文大統領が朝鮮戦争の終戦宣言を提案してから、米情報当局高官の来韓が相次ぎ、注目される。 青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官によると文大統領とバーンズ氏は朝鮮半島情勢などについて深く幅広く意見を交わした。 バーンズ氏は、文大統領の朝鮮半島の平和定着に対する意志と努力に深い敬意を示したという。 韓米同盟や情報協力に関する意見交換も行われた。 文大統領は「韓米同盟が韓国の安保の根幹」と述べたうえで、両国の緊密な協力こそが堅固な韓米同盟を支える力との認識を示した。 また国際犯罪やテロなどへの対策で両国間の情報協力がさらに深化、発展していくことを願うとし、今後も緊密な情報協力をもとに、協力の幅を広げていくためのサポートを要請した。 バーンズ氏は「韓米の同盟関係をさらに強固にするために役割を果たす」と応じた。 また文大統領は、8月にアフガニスタンにある韓国機関の現地スタッフと家族391人を韓国に無事移送した際に米国の積極的な支援があったとして謝意を表した。 一方、来週にはヘインズ氏が5カ月ぶりに韓国を訪れ、情報機関・国家情報院(国情院)の朴智元(パク・チウォン)院長と会談することになっている。 ヘインズ氏はCIAや連邦捜査局(FBI)など15の情報機関を統括する国家情報長官室のトップ。 米情報当局の高官が相次いで訪韓するのは、情報協力の強化のほか、北朝鮮核問題をはじめとする朝鮮半島情勢を巡り、韓国側と調整する必要が生じたためとの見方が出ている。
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