食糧難が深刻な北朝鮮…韓国政府の食糧支援を通じた南北協力実現するか

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2021/02/18 11:32配信
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北朝鮮は昨年、災害・新型コロナウイルス・水害被害など前例のない「三重苦」を経験し、今年は深刻な「食糧難」に陥るだろうとの見方が出ている。韓国政府が食糧を通じた南北協力事業を行うかに注目が集まる。

国家情報院は今月16日、国会情報委員会で「北朝鮮の昨年の穀物生産量は440万トンで、今年の需要量550万トンに比べ100万トン不足するだろう」との見方を示し、中朝国境地域では食糧不足の現象が現れていると報告した。

北朝鮮は昨年、長期化した対北朝鮮制裁、新型コロナウイルス防疫による国境封鎖、台風・水害被害などにより経済規模が75%減少し、その中でも食糧難が最悪の状態に陥っているとの説明だ。

昨年12月に農村振興庁が発表した「2020年北朝鮮食糧作物の生産量報告書」によると、北朝鮮で生産された2020年の食糧作物は440万トンで、2019年の464万トンに比べ5.2%である24万トンが減少した。これは今年流通する食糧が減り、北朝鮮住民が困難に陥ることを示唆している。

国連食糧農業機関(FAO)も昨年末に北朝鮮を外部の食糧支援が必要な45か国に含め、新型コロナウイルスと台風被害を北朝鮮の食糧難を加重させた要因に挙げた。

北朝鮮も今年発生する食糧難状況を反映し、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が穀物生産について直接的に言及するなど、特別な関心を示している。

韓国政府は食糧を含む人道的分野と関連した南北協力、対北朝鮮支援に対する意思を絶えず示している。イ・イニョン(李仁栄)統一部長官は「食べること、辛いこと、死ぬ前に見たいもの」などを代表的な人道協力に挙げた。

専門家らは今年の食糧難をきっかけに南北協力の糸口が見えるかもしれないと予想している。

ただ、そのためには今後の北朝鮮の反応および国境封鎖の解除が要となるものとみられる。

これに先立ち北朝鮮は、先月の労働党第8次大会で韓国側が提案してきた人道主義的協力を「非本質的な問題」と表現した。このため韓国側が食糧協力を積極的に提案したとしても、これに応じるかは未知数だ。

また、南北協力のためには新型コロナウイルス防疫により封鎖された北朝鮮国境が開かれなければならない。ただ、世界的な新型コロナウイルス拡散状況が終息するまでは、北朝鮮が国境を開く可能性は低いとみられる。


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