中国の甘粛省 蘭州で「ブルセラ菌」が流出し、6000人を越える感染者が発生した(画像提供:wowkorea)
中国の甘粛省 蘭州で「ブルセラ菌」が流出し、6000人を越える感染者が発生した(画像提供:wowkorea)
中国西部の甘粛省 蘭州にある製薬工場の不注意により「ブルセラ菌」が流出し、6000人を越える感染者が発生した。

世界保健機構(WHO)によると、人獣共通感染症であるブルセラ菌は 感染した動物と直接接触したり 汚染された物質を吸引することで感染する。

5日 ロイター通信は、中国政府が蘭州市民5万5725人を対象に検査した結果、このうち6620人がブルセラ症に感染したと、中国共産党機関紙“人民日報”の姉妹紙“環球時報”を引用して報道した。

去る9月14日まで ブルセラ症に感染した人は3245人であった。わずか2か月の間に2倍となったということである。

当局の調査によると、今回の集団感染は 蘭州生物製薬工場が昨年の7月から8月の間に、動物用ブルセラ症ワクチンを生産する時に、使用期限の過ぎた消毒薬を使った不注意が起因しているという。

これらの不注意により、廃棄物がきちんと殺菌されていないまま、ブルセラ菌がエアロゾル状態で外部に拡がったとされている。

人がブルセラ症に感染した場合、発熱と疲労感・頭痛など風邪に似た症状が表れ、致死率は2%以下と低いが、治療せず放置した場合 脊椎炎・骨髄炎を起こすとし、また 完治後にも症状が完全には消えない可能性もあるといわれている。

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