韓国の与野党議員たちによる、ドイツ・ベルリンに設置された平和の少女像に関する書簡が、駐韓ドイツ大使館に伝達された(画像提供:wowkorea)
韓国の与野党議員たちによる、ドイツ・ベルリンに設置された平和の少女像に関する書簡が、駐韓ドイツ大使館に伝達された(画像提供:wowkorea)
韓国の与野党113人の議員たちは、ドイツ・ベルリンに設置された平和の少女像(慰安婦像)を守ってほしいという内容の書簡を作成し、駐韓ドイツ大使館に伝達した。

彼らは「韓国と日本を越えて、世界市民たちが人権と平和の願いを込めて、被害者たちの苦痛に連帯し成してきた成果が、再び日本政府による外交的圧力の前に挫折してしまったら、これは また別の人権侵害の歴史がベルリンに書き記されるという、悲しいことになる」と憂慮した。

元慰安婦支援団体“正義記憶連帯”の元理事長であるユン・ミヒャン(尹美香)議員を含めた4人の与党“共に民主党”議員は今日(13日)午前、ソウルの駐韓ドイツ大使館を訪れ、与野党議員113人が署名した書簡を伝達し、非公開の面談をもった。この書簡は ハイコ・マース ドイツ外相に送られることになる。

彼らは書簡を通じて、ベルリンのミッテ区で平和の少女像の撤去の動きが起こっている」とし「深い憂慮と遺憾を表す」と伝えた。

また「日本による元慰安婦問題は、すでに90年代から元慰安婦たちの持続的な証言と国連特別報告官たちの調査によって、戦時下の性暴力と究明された」とし「しかし この世界的な女性人権運動が、ミッテ区から日韓両国の利害関係事案とみさなれ、縮小され、卑下されてしまった」と指摘した。

つづけて「これまで歴史的事実を否認し責任を回避してきたことで、被害者たちに一層の苦痛を与えてきた日本政府の立場を代弁することになってしまう」と伝えた。

彼らは書簡を通じて「平和の少女像に込められた平和の人権のメッセージを、普遍的人権ではなく外交的葛藤・紛争としてミッテ区が見つめるならば、これまでドイツ社会が過去を絶えず反省し、国際社会で平和実現において先頭に立ってきた努力と相反するものとなる」と批判した。

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