ワンソン教会でのコロナウイルス集団感染…周辺店舗も’青天の霹靂’=韓国(提供:news1)
ワンソン教会でのコロナウイルス集団感染…周辺店舗も’青天の霹靂’=韓国(提供:news1)
「(新型コロナウイルス)感染者の動線に当店が入っております。当分の間、店舗を閉める予定ですので…申し訳ありませんが、またの機会にご来店いただけましたら、感謝いたします」

6月最後の週末の27日午後4時30分頃、ソウル市クァナク(冠岳)区シンリムドン(新林洞)のワンソン(王城)教会近くにあるハンバーガーフランチャイズ店の店員はこのように話した。

同時刻、店内には30人ほどが座って週末気分を楽しんだり、食事をとったりしていた。しかし、突然の知らせに、一部の客は「最近、防疫作業は続けていたのか」と店員に聞き返したという。

店員は「今日、来店されたお客様はご心配なく」と安心させた。ある客は「コロナウイルス検査の案内でもしなければならないのに、突然閉めるから店を出てほしいと言われたら(当惑する)」とこぼした。

ソウル市冠岳区は同日、「コロナウイルス集団感染が発生した大韓イエス教長老会王城教会」に関連する感染者が午後5時時点で計22人に増えたことを発表した。

周辺の商圏でも不安が続いている。教会の近くでは、最初から店を閉めたり、室内利用を制限するケースが少なくない。「さらに明らかになる感染者の動線に(自分のところが)入っていないか」という不安もあった。

近くのあるコーヒー専門店の店員も「教会が大きいため、周辺の住宅からもよく通ってくる。現在、公開された感染者の動線に当店が入っていなくても、引き続き出ている追加感染者の動線が心配だ」と述べた。

近くの露天商も困惑している。「社会的距離を置くこと」から「生活の中の距離を置くこと」に変わり、週末礼拝の際に伸びる売上が、再び減少することへの残念な気持ちもあるが、「コロナ教会」という汚名で地域全体が打撃を受けるのではないかと懸念しているという。飲食店員のAさんは「教会は防疫を一生懸命やっていると聞いたのだが」と残念な気持ちを伝えた。

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