韓国の方が安全…スポーツ界で新型肺炎の状況が逆転(提供:news1)
韓国の方が安全…スポーツ界で新型肺炎の状況が逆転(提供:news1)
新型コロナウイルスを取り巻く韓国プロスポーツ外国人選手たちの動向が変わっている。

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 ロッテ・ジャイアンツは12日、「外国人選手たちも特別休暇を返上して、予定通り帰国する」と述べた。ダン・ストレイリー、エイドリアン・サンプソン、ディクソン・マチャドの外国人選手全員が17日、国内の選手たちとともに韓国に入国する予定だ。

 当初、ロッテは外国人選手3人に特別休暇を付与した。韓国において新型コロナウイルスの感染者が急増し、レギュラーシーズンの開幕が延期されたため、「少しでも家族との時間を過ごしてもらえれば」という配慮であった。この配慮には、同ウイルス感染に対する恐怖も込められていた。

 ロッテに先立ち、LGツインズ、KTウィズ、三星ライオンズ、キウム・ヒーローズ、ハンファ・イーグルスも春季キャンプ地で外国人選手を除いて帰国することを決定した。これらの5つの球団は開幕日が決まるまで、外国人選手たちが母国で訓練できるようにした。

 しかし、状況は一転した。発生源の中国に次いで世界で2番目に多くの感染者を出していた韓国は、その数が徐々に減少し始めた。逆に米国や欧州など他の国々では、感染者が急増し始めた。そして、世界保健機関(WHO)は12日、パンデミック(世界的大流行)を宣言した。

 今はもはや韓国の方が安全であるという意見も出ている。ロッテの外国人選手が特別休暇を返上したのに続き、KTも対応を変えた。米国アリゾナ州で春季キャンプを行った後、外国人選手3人を米国に残して帰国したKTは、外国人選手たちに連絡を取って韓国に来ることを勧めた。

 外国人選手たちも球団の提案を受け入れ、早期帰国を決めた。開幕日が決定された時期に合流することにしていたメル・ロハス・ジュニア、ウィリアム・クエバス、オドリサメル・デスパイネは20日前後に韓国に入国予定だ。

 KTの関係者は、「最近の米国の状況が悪化し、イ・ガンチョル監督が『韓国の防疫システムはよく整備されているので戻って来なさい』と勧めた」とし、「外国人選手たちも監督の考えに同意した。現在飛行機のチケットを手配している」と伝えた。
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