北朝鮮外務省の金明吉・巡回大使(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮外務省の金明吉・巡回大使(資料写真)=(聯合ニュース)
【ストックホルム聯合ニュース】北朝鮮と米国は4日、スウェーデン・ストックホルムで北朝鮮の非核化を巡る実務協議の予備接触を行う。実務協議は5日に開く予定だ。  予備接触は午前10時(日本時間午後5時)ごろに始まるとみられるが、具体的な場所は明らかにされていない。 双方は昨年6月に開催された史上初の米朝首脳会談で合意した完全な非核化や新しい関係構築、朝鮮半島平和体制構築の履行などについて議論する見通しだ。 北朝鮮の首席代表を務める外務省の金明吉(キム・ミョンギル)巡回大使らは3日にストックホルムに到着した。米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表も近く現地入りするとみられる。 予備接触には北朝鮮から外務省米国担当局長を務めたクォン・ジョングン氏、米国から国務省のランバート次官補代理代行が出席する可能性が高いとされる。実務協議に先立ち、基本的な立場を表明するとみられるが、双方の隔たりが大きい場合、5日の実務協議が行われない可能性もある。 実務協議が長引く可能性も排除できない。北朝鮮代表団は協議後、ロシア・モスクワを経由して7日に中国・北京に到着し、平壌に戻るとみられるが、協議の状況次第では変更される可能性もある。 今回の実務協議は非核化問題で新たな突破口を開く契機になるか、決裂の危機に陥るかの重大な分岐点になる見通しだ。一定の成果が出た場合、3回目の米朝首脳会談の年内開催に向けた議論も本格的に進められるとみられる。
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