2018年9月、国連総会で演説する文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
2018年9月、国連総会で演説する文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は19日、2018年9月19日の「平壌共同宣言」に関する文在寅(ムン・ジェイン)大統領のメッセージがないことについて記者団に問われ、「文大統領は国連総会の一般討論演説で朝鮮半島の平和について語るだろう」と述べた。 文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が平壌共同宣言に署名してから1年を迎えてのメッセージが発表されないとしても、文大統領は国連総会演説で朝鮮半島の平和プロセスを一貫して推し進める姿勢を強調するという意味に受け止められる。 平壌共同宣言には南北経済協力事業の再開方針や朝鮮半島の非核化に向けた協力などが盛り込まれた。だが、今年2月の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、北朝鮮の消極的な態度により南北関係は膠着(こうちゃく)状態が続いている。 文大統領は国連総会に出席するため22~26日の日程で米ニューヨークを訪問し、訪米期間中にトランプ米大統領と首脳会談を行う。 一方、韓日間の対立解消に向け、文大統領が10月に日本で開かれる天皇即位式典に参列する可能性があるかとの質問に、高氏は「決まっていることはない」と答えた。
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