ソウル北方の京畿道坡州市内の養豚場でアフリカ豚コレラが発生し、外部からの人や車両の進入が制限されている=17、坡州(聯合ニュース)
ソウル北方の京畿道坡州市内の養豚場でアフリカ豚コレラが発生し、外部からの人や車両の進入が制限されている=17、坡州(聯合ニュース)
◇韓国で初のアフリカ豚コレラ発生 全国で防疫作業に追われる 京畿道坡州市内の養豚場で、国内では初となる豚の伝染病、アフリカ豚コレラ(ASF)が発生したことを受け、全国の地方自治体が防疫作業に追われている。農林畜産食品部は17日、ASF危機警報の段階を「深刻」に引き上げ、同日午前6時30分から48時間にわたり全国の家畜の移動中止を命じた。自治体は一斉に対策本部を設置し24時間非常管理態勢に入るなど、防疫に総力を傾けている。◇コンテンツ産業の育成へ戦略発表 政策金融拡充など 文化体育観光部と科学技術情報通信部は17日、韓流によって花開いたコンテンツ産業を主力産業に育成するための戦略を盛り込んだ「コンテンツ産業3大革新戦略」を発表した。発表はソウル市内の人材育成拠点「コンテンツ人材キャンパス」で行われ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめ政府関係者、コンテンツ関連企業、クリエーターなど約120人が出席した。3大革新戦略はコンテンツ制作力の強化に向けた政策金融の拡充、韓流による消費財や観光など関連産業の成長けん引、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用したコンテンツの育成を柱とする。政府は戦略を実行に移すことで、2022年までに国内コンテンツ産業の年間売上高150兆ウォン(約13兆6000億円)、年間輸出額134億ドル(約1兆4500億円)を達成したい考えだ。国内コンテンツ産業の売上高は18年に119兆ウォン、輸出額は95億5000万ドルだった。◇拘置所に収監中の朴前大統領 病院で肩の手術受ける 在職中に長年の知人と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取ったとして収賄罪などに問われ、ソウル拘置所(京畿道義王市)に収監されている前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告が17日、ソウル市内の病院で肩の手術を受けた。法務部などによると、朴被告の手術はソウル聖母病院で同日午前8時半ごろから2時間ほどかけて行われた。病院関係者によると、手術はうまくいき、現在は回復室にいるという。◇トランプ氏「訪朝の準備できていない」 トランプ米大統領は16日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と平壌で首脳会談を行うための訪朝の可能性について、まだ進むべき道が残っているとした上で「準備ができていない」と述べた。ホワイトハウスで記者団に対し述べた。将来のある時点であり得るかもしれないと訪朝の余地は残した。これは、金委員長から平壌に招待されたかとの質問に対する発言で、非核化に向けた米朝実務協議再開を前に、訪朝が時期尚早であると述べることで北朝鮮の非核化の決断を導き出そうという意図もあるとみられる。◇難題山積の外交分野 外相と大統領府高官の対立で懸念高まる 韓日関係が悪化し、北朝鮮の非核化を巡る米朝交渉の突破口が見いだされないなど、外交分野の難題が山積している状況の中、外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官と青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長の対立が確認され懸念が高まっている。康氏は16日の国会外交統一委員会全体会議で、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員(自由韓国党)から「4月に金次長との言い争いがあったというのは事実か」と尋ねられると、「否定はしない」と答えた。これまで、康氏と金氏の間にわだかまりがあるとのうわさは広まっていたが、康氏が公の場で事実であるとを認めた。言い争いは4月に文大統領の中央アジア3カ国歴訪のときに起きたとされる。外交部職員が作成した文書に誤字やミスがあったため金氏が大声で叱責したところ、康氏が職員を怒鳴りつけるなと言い返したという。一部ではこれまでの青瓦台と外交部の間に流れたぎこちなさが両氏の言い争いという形で表面化したのではないかとの見方も出ている。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0