国連「北朝鮮、石炭など約100回輸出」＝制裁回避の実態公開

北朝鮮がバージ船などを利用する方法で、この4か月間で約100回、石炭を輸出したと国連が5日（現地時間）明らかにした。

　米国の声（VOA）によると北朝鮮の船舶は現在、ベトナム政府の調査を受けている事実が確認された。

　国連安全保障理事会対北制裁委員会専門家パネルは北朝鮮がバージ船を利用し、石炭運送を続けているとし、これを“新たな制裁回避技法”と指摘した。

　専門家パネルは同日公開した対北制裁中間報告書で、最近北朝鮮産の石炭が他の国へ流入したものと疑われる事例を大挙公開した。

　専門家パネルは「北朝鮮の船舶が港湾寄港を避けるため、バージ船などを利用している状況で、各港湾当局は当該船舶に対する高い水準の精密調査を実施しなければならない」と指摘した。

　また「原産地証明書や積荷リスト、船荷証券などの書類を検討し、違法品目を運送する船舶は押収や検査、没収などの措置を取らなければならない」と強調した。