8日正午、サイレンに合わせて錦繻山太陽宮殿に向かって黙とうする北朝鮮住民=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
8日正午、サイレンに合わせて錦繻山太陽宮殿に向かって黙とうする北朝鮮住民=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が、金日成(キム・イルソン)主席の死去から丸25年を迎えた8日、平壌の錦繍山太陽宮殿を参拝した。朝鮮中央通信など北朝鮮メディアが報じた。 朝鮮中央テレビは金委員長が参拝した様子を映像とともに伝えた。金委員長は太陽宮殿にある金日成主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記の像に礼をした後、両氏の遺体が安置されたホールに入った。 この日の参拝には崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員、朴奉珠(パク・ボンジュ)党副委員長、金在龍(キム・ジェリョン)首相、金秀吉(キム・スギル)朝鮮人民軍総政治局長など、党や軍の高官が同行した。 この日正午には北朝鮮全域で追悼のサイレンが約3分にわたり鳴らされた。朝鮮中央テレビは、道路や列車などに設置された拡声器からサイレンが鳴ると、住民たちが仕事を止め、いっせいに錦繻山太陽宮殿に向かって黙とうする姿を中継した。 北朝鮮国旗も弔意を示し、半旗として掲げられた。 金委員長は2012年から17年までの命日には毎年、錦繍山太陽宮殿を参拝したが、昨年は参拝が報じられなかった。北朝鮮では5年単位を「整週年」として意味を持たせる慣習があり、金主席の死去から25年の今年は追悼の規模を大きくしたものとみられる。また金主席の命日に追悼のサイレンが鳴らされたのは5年前の14年以来となる。
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