先月28日にベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談=(ロイター=聯合ニュース)
先月28日にベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談=(ロイター=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は8日、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」を通じ、先月末の米朝首脳会談が物別れに終わったことを事実上初めて報じた。「不届きな島国は天罰を免れることが出来ない」と題した論評で米朝会談の決裂を「会談の成功を願っていた国内外は合意なしに終わったことを意外とし、米国に責任があると一様に主張している」と報道。また日本については「(会談結果について)手を叩いて喜んでいる」などと非難した。 北朝鮮の住民が目にする労働新聞が会談結果を報じたのは、北朝鮮当局がこれ以上、隠し続けるのが難しいと判断したためとみられる。北朝鮮内部でも今回の米朝首脳会談により制裁が緩和されるとの期待があった。 北朝鮮は今後も、会談決裂により金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の権威や求心力が低下しないよう、宣伝活動を行うとみられる。
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