韓国　きょうのニュース（１月９日）

◇昨年の失業率３．８%に悪化　失業者数は３年連続１００万人超　韓国統計庁が９日発表した雇用動向によると、２０１８年の失業率は３．８%で、前年比０．１ポイント悪化した。失業者数は１０７万３０００人と、同じ統計基準で比較可能な００年以降では最多となった。１００万人を上回るのは３年連続。◇地上軍最高司令部の創設式開催　東西戦線を統合　韓国軍で西部戦線を担当する第３野戦軍司令部と東部戦線を担当する第１野戦軍司令部を統合した陸軍地上作戦司令部の創設式が９日、京畿道・竜仁で開かれた。戦時には韓米連合軍司令部の指揮を受ける地上構成軍司令部の役割を担う。◇スポーツ界の性的暴行根絶へ対策　加害者の処罰強化　スピードスケート・ショートトラック女子の韓国代表として平昌冬季五輪などに出場した沈錫希（シム・ソクヒ）選手が性的暴行を受けたとして代表チームのコーチだったチョ・ジェボム氏を告訴した問題に絡み、文化体育観光部はスポーツ界の性的暴行をなくすため加害者への処罰強化などを盛り込んだ対策を発表した。永久除名処分の対象となる性的暴力の範囲を広げるほか、性的暴力に絡んで懲戒を受けた者が国内外でスポーツ関連団体に従事できないよう、スポーツ団体が性的暴力に絡む懲戒情報を共有するシステムを構築する。国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）などと連携し、海外就職も封じる計画だ。◇訪中の正恩氏　製薬会社工場を訪問　中国を訪問している北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）は北京滞在２日目の９日午前、経済技術開発区内にある製薬会社の工場を訪問した。この製薬会社は約３５０年の歴史を誇る中国の漢方薬メーカー。金委員長は２０～３０分程度視察した後、宿泊先の釣魚台に戻った。北朝鮮の山間地方に薬草が多いことから、薬草を生かした産業の近代化を目的に工場を視察したとの分析も出ている。金委員長は同日午後、専用列車で北京を出発し、帰国の途に就いた。◇新日鉄住金の資産差し押さえ決定　日本が２国間協議要請へ　日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者への賠償を新日鉄住金に命じた韓国大法院（最高裁）の判決を巡って地裁が同社の資産の差し押さえを認めたことを受け、日本政府は韓日請求権協定に基づく２国間協議を要請する方針だ。協定に基づく協議が行われれば、初の事例になる。