北京空港から帰途に就く李洙ヨン氏(中央)=12日、北京(聯合ニュース)
北京空港から帰途に就く李洙ヨン氏(中央)=12日、北京(聯合ニュース)
【北京聯合ニュース】北朝鮮の外交を統括する李洙ヨン(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長兼国際部長が12日、外遊を終えて帰途に就く前に北京で中国側と接触したようだ。 李氏はキューバ訪問を終え、ロシア・モスクワを経由してこの日午前に北京国際空港に到着。3~4時間後に北朝鮮・高麗航空の平壌行きの便に乗った。空港では中国共産党中央対外連絡部の車が目撃され、李氏は空港内で中国の要人と面会したとみられている。 非核化を巡る最近の朝米(米朝)の不協和音について、一部では中国が裏で北朝鮮に「入れ知恵」をしているとの見方も出ている。こうした中での北朝鮮外交トップと中国側の接触は、朝米関係に影響を与える可能性もある。 北京の消息筋は「中国は米国との貿易戦争で崖っぷちに立たされており、北朝鮮という『てこ』が必要だ。北朝鮮も朝米交渉で劣勢にならないよう中国を必要としているため、朝中の高官がこの日会ったようだ。だがこうした会合は、米国にとっては喜ばしくないだろう」と話した。
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