【ソウル聯合ニュース】北朝鮮選手団が初参加する卓球のワールドツアー、韓国オープンが17日から22日まで韓国・大田で開催される。 今大会は、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス、21歳以下男女シングルスの7種目で行われる。賞金総額は26万6000ドル(約3000万円)。 米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対する中国とのあつれきの影響で中国と香港のトップ選手が参加しなかった昨年と異なり、今年は世界のトップ級選手が勢ぞろいする。 特に注目されるのは北朝鮮選手の参加だ。 北朝鮮は2002年に釜山、14年に仁川で開かれたア
ジア大会に選手団を派遣したが、韓国で開催される国際卓球連盟(ITTF)主催の大会に参加するのは今回が初めてとなる。 北朝鮮の参加選手は、5月にスウェーデンで開かれた世界選手権団体戦で急きょ結成された南北合同チームに参加した北朝鮮女子代表のキム・ソンイ、チャ・ヒョシムをはじめ男女各8人。 世界選手権で女子代表の南北合同チームが銅メダルを獲得したことから、今大会でも女子ダブルスで南北合同チームが結成される可能性が高いと伝えられた。 大韓卓球協会の関係者は「1991年の(世界選手権)千葉大会以降、スウェーデンでの世界選手権で27年ぶりに再現された南北合同チームの趣旨を生かし、女子ダブルスで合同チーム結成を推進する計画だ」とし、「女子ダブルスは(8月開幕の)アジア大会の種目ではないため、選手の負担が比較的少ない。北の選手団が15日に到着すれば協議したい」と述べた。
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