俳優カン・ジファン
俳優カン・ジファン
現在Mnetチャンネルで放送中の韓国ドラマ「小さな神の子供たち」に、主人公でIQ167のエリート刑事役を演じた俳優のカン・ジファン。「かんばれ!クムスン」、「私に嘘をついてみて」、「お金の化身」、「モンスター」など多数の出演作を持つ、日本でも安定した人気をもつ演技派俳優の一人だ。そんな彼が、約1年半ぶりとなるファンミーティング「カン・ジファン FANMEETING 2018~Hand in Hand」を6月23日(土)、東京・有楽町朝日ホールにて開催し、ファンとの再会を果たした。

 ワインレッド色のスーツにサングラス姿のカン・ジファンが登壇すると会場からは盛大な拍手と歓声が沸き上がる。ステージの隅までゆっくり歩きながら手を振り、もっと拍手を!とファンを煽る姿はまるでハリウッドスターを連想させ、フォトタイムでは客席を練り歩き、後方の席のファンを配慮することを忘れない。写真を見ながらのトークタイムでは、ビールを飲む姿や、愛犬とのショットを公開し近況を報告。複数のマスク姿の写真に話題がうつると「僕は普段マスクをつけないのですが、最近K-POPアイドルたちがつけていますよね。だから僕も1回やってみたいと思っていました!」とお茶目な一面を明かすと、「そんな自分に酔いしれてたくさん撮っちゃったんですね、いいですね~」とMCから鋭いツッコミが入り、会場を笑わせた。

カン・ジファン の最新ニュースまとめ

 新作ドラマ「小さな神の子供たち」について問われると、「まず今回のドラマの放送チャンネル(OCN)が韓国では“ジャンルものに強い放送チャンネル”として有名で、僕は初めて出演するチャンネルでした。監督さんも僕にとっては初めての監督さんでしたし、脚本家の方もドラマを書いている方ではなく、韓国の犯罪ドキュメンタリー番組『それが知りたい!』を担当されていた作家さんでしたので、いろいろな初めてが今回あり、新鮮な経験になりました」と語った。

 「僕は今まで医者、弁護士、刑事などの役をやってきましたが、監督さんや作家さんから見ると僕ってすごく頭の賢い人に見えるんですかね!? 本当の僕は勉強などには関心がなかったのですが…だから今回もとても大変でした(笑)長い台詞もしっかり覚えて本番に臨みますが、監督さんからOKの声がかかると、頭が真っ白になって全部忘れてしまいます。だからドラマの再現をしてくれと言われても僕は覚えていないので出来ません」とファンを笑わせる一幕も。

 さらに話題が初挑戦したバラエティ番組「島銃士」へ向くと、「俳優がバラエティに出演するというのが最近の韓国の流れです。初めはバラエティ番組に少し拒否感があったのですが、結果的にはすごくよい体験になりました。島で特別なことを体験するというものではなく、島の住人のみなさんと交流して自然に過ごすというリアルバラエティ番組でした。僕が出演しているシーズン1をぜひ見てください」とアピールした。

 「カン・ジファンをもっと知りたい!脳内チェックコーナー」では、今現在どのようなことを考えているのかを本人がホワイトボードに書き出していくというもの。「前の僕だったら放送用として、脳の大部分は“演技”って書いていたと思いますが、でもそれは嘘です(笑)今は、恋愛、ファンミーティング、次の作品、今日の会食のメニュー(笑)などのことを考えています」と本音を明かすとMCから「実は、日本には脳内アプリという名前を入れると脳内をチェックできるというアプリがあるのですが、カン・ジファンさんの名前で試してみました」と発表しスクリーンに映し出された結果「金」、「悪」、「遊」の3文字に会場は大爆笑!「これは全然違います!」と慌てて訂正するカン・ジファンに「それですよね、そう言うと思って本名のチョ・テギュでも調べました。どうぞ!」と発表されると「遊」の1文字のみが埋め尽くされており、笑いが止まらない状況に!「集中集中!表情管理!」と自らに言い聞かせて動揺を隠そうとするカン・ジファンに笑いの絶えないコーナーとなった。

 「ファンたちの声を聞いて」のコーナーでは、カン・ジファンが自ら客席に降りてファンの質問に答えるというもの。「娘に子供が生まれておばあちゃんになってしまったけど、それでも、オッパ(お兄さん)、愛してます!と言ってもいいですか?」という可愛らしい質問には「長年僕のファンで居てくださっていますよね?おばあちゃんにもびっくりですが、それより未婚だと思っていました。結婚しなくていいのかな?って、ずっと心配していたんですよ(笑)これからも家族のように、“オッパ!”と呼んでください」との甘い回答にファンは大興奮。

 次の質問者は「…実はしばらくファンをやめていたんですが…」と告白するファンに「正直ですねぇ」と苦笑い。「これから40代で結婚して…大変だとは思いますが…子供を作ると思いますが…男の子と女の子どちらが欲しいですか?」という独特なテンポで話すファンに「この方の発言は僕の精神をかき乱しますね」と笑いを誘いつつ「女の子が欲しいです」ときっぱり。

 「好きな女性のタイプと嫌いなタイプは?」の質問には「好きなタイプは可愛い人、嫌いなタイプは悪い人です。シンプルです」と答え、「日本では40歳になると介護保険に入りますが、ジファンさんは入っていますか?また、人間ドッグは毎年受けていますか?」というユニークな質問には「今日は、僕のファンじゃない方もこの会場にいらっしゃるみたいです(笑)僕のファンですか?それが一番気になった質問なんですね!? (笑)健康診断はきちんと受けています。そして、何かよい保険があったら僕におススメしてください」と笑いながらもきちんと回答をするカン・ジファン。

 ステージに戻ってくると「前と比べるとお客さんも変わられたような気がします。前は無条件に皆さんは、かっこいい!かっこいい!と仰ってくださっていたのに…。当分の間、僕のコンセプトを神秘主義に変えたいと思います」と笑う。「それはジファンさんが腹を割って話をしてくださるからですよ。ファンの方と俳優さんは似るってよく言いますし」とMCからなだめられると「今までは年末に1回のイベントでしたが、これからは1年に2回ファンミーティングをしないといけませんね」とうれしい提案もとびだし、ファンを沸かした。

 次のゲームコーナーは、お題に当てはまる人を客席から探し出すというもの。お題は「子供を3人以上産んだ人」と「ケータイの待ち受け画面がカン・ジファン」の2つ。客席を練り歩き、ファンの顔をじっくり見ながら慎重に探し出す姿にファンもソワソワ、ドキドキ状態。
彼が選んだ2人は「待ち受け画面がカン・ジファン」のファンは無事に正解をしたが、子供を3人以上産んだ人は不正解。「ジファンさんを待っていたらこんな年になっちゃった。結婚もしていないので子供はいません。本当に、悪い男ね」と茶目っ気たっぷりに話すファンにカン・ジファンからサプライズでバックハグのプレゼント。「今まで待ってくれてありがとう。でももう少しだけ待っていて」と低い声で囁くと、会場は歓声と拍手に溢れた。

 終始、笑いと拍手に包まれた時間もクライマックスへ。「イベントをどう締めくくろうかと考えて、アナログかもしれないけれど手紙をしたためてきました」と日本語での手紙を朗読。「皆さんに手紙を書くのは初めてだと思います。演技を初めてからたくさんの愛を皆さんからもらいました。楽しいこと、辛いこと、近い人から背を向けられたこともありました。辛くて逃げたいと思ったこともありました。10年以上、ずっと同じ場所で僕に勇気と愛を教えてくれ、僕が演技に集中できるようにしてくれて、僕に拍手をしてくれた人たち。それは今僕の前にいるファンの皆さんです。この場を借りて感謝します。皆さんお元気で、そしてお幸せに!」と思いを伝え、最後に山下達郎の名曲「ずっと一緒さ」を美声と共に披露し、イベントの幕を閉じた。



『カン・ジファン FANMEETING 2018~Hand in Hand』
日時 6月23日(土)
会場 有楽町朝日ホール
開場 14:00 開演15:00



Copyrights(C)wowkorea.jp 0