朝米(米朝)首脳会談は12日にシンガポールで開かれる(コラージュ)=(聯合ニュース)
朝米(米朝)首脳会談は12日にシンガポールで開かれる(コラージュ)=(聯合ニュース)
◇朝鮮半島の運命かかる朝米首脳会談 あす開催 朝鮮半島のビッグバンの幕開けとなる「世紀の談判」がいよいよ明日に迫った。アジアの「中立国」の性格を帯びるシンガポールで12日に行われるトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の歴史的な初対面は、その象徴性もさることながら国際政治と北東アジアの秩序において重大な意味を持つと評価される。何よりも世界史的に冷戦の最後の鎖を断ち切ることができる絶好の機会であるという点で大きな意味を持つ。朝鮮戦争の休戦協定締結後の65年間、「技術的戦争状態」の中で軍事的対峙(たいじ)を続けてきた米国と北朝鮮の首脳が非核化と体制保証を引き換える「ビッグディール」を実現させれば、北東アジア域内で最も不安定な朝鮮半島の対立構造に終止符を打ち、恒久的な平和体制の扉を開く大きな里程標になると国際社会は注目している。◇北メディア 正恩氏シンガポール訪問を報道「歴史的な朝米会談」 朝鮮中央通信をはじめとする北朝鮮メディアは11日、金正恩委員長が米国との首脳会談に向け前日に平壌を出発し、シンガポール入りしたと報じた。朝米(米朝)首脳会談を「歴史的な初対面と会談」と強調した。中央通信は「金正恩同志は朝米首脳会談が開催されるシンガポールを訪問するため、10日午前に中国の専用機で平壌を出発した」とし、「最高領導(指導)者同志(金正恩氏)とドナルド・トランプ米合衆国大統領間の歴史的な初対面と会談が12日午前にシンガポールで行われることになる」と伝えた。◇朝米が実務会談 首脳会談合意文の最終調整へ 北朝鮮と米国は、12日の朝米首脳会談を前に実務会談を開き、合意文の草案作成のための最終調整を行う。AP通信によると、サンダース米大統領報道官はソン・キム駐フィリピン大使(元駐韓大使)と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が11日午前にシンガポールで実務会談を行うと明らかにした。2人は首脳会談前の事実上最後の会合となるこの席で、首脳会談の合意文に盛り込む非核化の文言や北朝鮮の体制安全保証の具体的方策について議論する予定だ。◇最低賃金引き上げも効果なし 飲食店アルバイトの月給が11カ月連続減 統計庁が発表した調査結果によると、従業員が5~9人の飲食店・居酒屋で臨時・日雇い労働者が受け取る月給総額は、昨年5月から今年3月まで11カ月連続で前年同月比減少したことが分かった。労働時間の短縮が月給減少に直接的な影響を与えたとみられる。最低賃金は今年、時給6470ウォン(約660円)から7530ウォンへ16.4%(1060ウォン)引き上げられたが、小規模な飲食店や居酒屋で働く臨時・日雇い労働者の月給は減少する結果となった。
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