今後が懸念される韓国経済(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
今後が懸念される韓国経済(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【世宗聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)がこのほど発表した景気先行指数(CLI)によると、韓国は今年1月と2月、2カ月連続で基準値の100を下回った。基準値を下回ったのは2014年9月(99.8)以来で、韓国経済の先行きが懸念される。 同指数は、国内製造業の動向や超短期金利の差、輸出入物価、株価指数などを基に、6~9月後の景気動向を占う。指数が基準値100を上回ると景気拡大を、基準値を下回ると景気後退を意味する。 韓国は昨年3~5月に100.9とピークを記録したが、徐々に下降。今年1月に99.84となり2月はさらに悪化の99.76だった。基準値(100)を下回ったことも懸念材料だが、昨年6月から9カ月連続の下落は景気後退をはっきりと予告するものと言えそうだ。 ほかの国が上昇傾向にある中での下落という点も気がかりだ。OECDの平均は16年7月(99.5)に底打ちし、昨年4月に100を回復。最近も100.1~100.2で推移している。日米を含む主要7カ国(G7)の平均も今年2月は100.1だった。 韓国統計庁の景気指標も韓国の先行きの懸念を表している。景気の先行きを示す先行指数の循環変動値(3月)は先月から0.2ポイント下落の100.4だった。昨年8月の101.2から8カ月で0.8ポイント下落したことになる。
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