世界選手権団体で男女そろって銅メダルを獲得し、8日帰国した韓国代表(資料写真)=(聯合ニュース)
世界選手権団体で男女そろって銅メダルを獲得し、8日帰国した韓国代表(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の卓球協会、大韓卓球協会のパク・チャンイク専務は10日、北朝鮮・平壌で来月行われる卓球のワールドツアー、平壌オープンにエントリーする計画を明らかにした。国際卓球連盟(ITTF)を通じて北朝鮮に平壌オープンの招請状を送るよう要請済みで、招請状を受け取れば、週内に韓国統一部と協議する。訪朝が承認された場合、平壌オープン初参加となる。

 平壌オープンは来月13~17日に開催される。エントリーの締め切りは今月14日。  

 韓国女子は今月初めにスウェーデンで行われた世界選手権団体で、準々決勝での北朝鮮との対決を前に南北合同チーム結成に合意。合同チームは準決勝で日本に敗れたものの、銅メダルを獲得した。卓球で南北が合同チームを結成したのは、1991年の千葉での世界選手権以来27年ぶり。

 パク氏は「世界選手権の会期中に北の卓球協会の朱正哲(チュ・ジョンチョル)書記長に平壌オープンへの参加意思を伝えたところ、朱書記長も『平壌で会おう』と肯定的に答えた」と伝えた。また、「ITTFワールドツアー参加を希望する加盟国は自由にオープン大会にエントリーできるが、南北関係の特殊な状況を踏まえ、平壌オープンはエントリーする前に政府当局と協議する」と説明した。

 大韓卓球協会はまた、8月にジャカルタで開催されるアジア大会に南北合同チームとして出場したい考えで、近く大韓体育会(韓国オリンピック委員会)に合同チーム結成案を提出する。


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