韓国原子力研究院の研究チームが開発した核燃料点検ロボット(同院提供)=(聯合ニュース)
韓国原子力研究院の研究チームが開発した核燃料点検ロボット(同院提供)=(聯合ニュース)
【大田聯合ニュース】韓国の研究陣が開発した使用済み核燃料の点検ロボット(SCV:Spent fuel Check Vehicle)が、国際原子力機関(IAEA)での「デビュー」を目前にしている。 韓国原子力研究院は12日、各国の原子力施設で人間の代わりに放射性廃棄物を点検する自律移動ロボットを取得するためIAEAが昨夏に開催したロボット競技大会で、同院のパク・ジョンウォン博士チームが開発したSCVが水上ロボット部門に最終選定されたと明らかにした。 このロボットはほかより格段に速い毎秒30センチ以上のスピードで自律移動でき、搭載した検査機器で使用済み核燃料を自動で認識し、検査する。 原子力研究院は今年のうちに実際の原子力発電所内で使用済み核燃料の検査を実施し、ロボットの性能をテストするという。最終的に技術が証明されれば、IAEAの要請を受け完成品を製作・輸出する予定だ。 同院の河在宙(ハ・ジェジュ)院長は「研究院が原子力ロボット分野をリードしていく良いチャンス。完成品を製作し、世界市場に輸出できるよう入念に準備する」と話している。
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