【世宗聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)が11日までにまとめた統計によると、韓国の昨年の輸出額は前年比16.0%増の5740億ドル(約61兆3000億円)で、増加率は主要20カ国・地域(G20)のうち6位。G20平均(10%)を6ポイント上回った。 一方、韓国の昨年の輸入額は前年比18.3%増の4796億ドルで、増加率はG20で4位。G20平均(11.5%)より6.8ポイント高かった。 輸出から輸入を差し引いた純輸出の成長寄与度はマイナス1.7%で、1999年(同2.1%)以来の低水準。輸出の増加を上回るペースで輸入が増えていることが浮き彫りとなった。 昨年、輸出増加率の順位が輸入増加率の順位を上回ったのはG20では韓国を含め9カ国だった。中国も輸出が18位だったのに対し、輸入は6位と増加率の差が大きかった。 韓国貿易協会の国際貿易研究院の研究員は、韓国は輸出のために副資材やエネルギーを輸入しなければならず、輸出が増えれば輸入も増える構造だと説明。「高付加価値製品を国内で生産し、付加価値が低い品目は輸入するという貿易構造にアップグレードする必要がある」と指摘した。
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