【平昌聯合ニュース】平昌冬季五輪に続き、再び世界に感動を届ける障害者スポーツの冬の祭典、平昌冬季パラリンピックが9日開幕した。18日までの10日間、計49カ国・地域の570人の選手が熱戦を繰り広げる。 パラリンピックが韓国で開かれるのは1988年のソウル大会以来30年ぶり。 午後8時から平昌オリンピックスタ
ジアムで行われた開会式は障害者と健常者の壁を越える感動の舞台が繰り広げられた。 韓国のハングルでの国名表記順により、まずギリシャが入場。北朝鮮はノルディックスキー距離男子座位に出場する
キム・ジョンヒョン選手が旗手を務め、日本に続き34番目に入場する。 開催国の韓国は最後の49番目に入場。旗手はノルディックスキー距離とバイアスロンの男子座位に出場するシン・ウィヒョン選手が務める。 韓国と北朝鮮は先月9日に開幕した平昌冬季五輪では朝鮮半島旗を掲げて合同入場したが、平昌パラリンピックでは合同入場は実現しなかった。 前日、南北のパラリンピック委員会(NPC)が合同入場について協議したが、朝鮮半島旗に独島を入れることを主張した北朝鮮側と朝鮮半島旗に独島を示すことは政治的な表現を禁止する国際パラリンピック委員会(IPC)の規約に抵触するとする韓国の見解の差は埋まらず、南北が別々に入場することに決まった。 平昌冬季パラリンピックには計49カ国・地域の570人の選手が出場する。参加国と選手数がともに過去最多となった。 これまでは14年のソチパラリンピック(45カ国・地域、547人)が最多だった。今大会では金メダルの数も8個増え、過去最多の80個の金メダル(スキー78個、スケート2個)を巡って激しいレースが繰り広げられる。 北朝鮮からはIPCがワイルドカード(推薦枠)で出場資格を与えたマ・ユチョル、キム・ジョンヒョン両選手がノルディックスキー距離に出場する。北朝鮮がパラリンピックに参加するのは今回が初めて。 ロシアからは「中立選手」として4種目に30人が出場する。 韓国選手団83人(選手36人)で、ソチ大会の57人(選手27人)を超え、過去最大となった。6競技全てに出場し、金メダル1個、銀メダル1個、銅メダル2個の獲得と総合10位を目標に掲げる。
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