北朝鮮代表団と握手を交わす文大統領(左端)。右端が金与正氏=10日、ソウル(聯合ニュース)
北朝鮮代表団と握手を交わす文大統領(左端)。右端が金与正氏=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、青瓦台(大統領府)で平昌冬季五輪に合わせて来韓した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長ら高官代表団4人と面会した。 約8年5カ月ぶりに青瓦台を訪れた北朝鮮高官と文大統領の歴史的な顔合わせは和気あいあいの雰囲気の中で行われた。 9日の平昌冬季五輪の開会式で南北選手団の合同入場を共に見守った文大統領と北朝鮮代表団は明るくあいさつを交わした。 代表団は憲法上の国家元首、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長を団長に、金与正氏、崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長らからなる。 会場の玄関の外で任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が代表団を出迎えた。玄関で待っていた文大統領が明るい表情で代表団を迎え入れた。 文大統領は金永南氏に対し、「(きのう)夜遅くまでお疲れさまでした。寒かったのに大丈夫でしたか」とあいさつすると、金氏は「大丈夫でした」と答えた。 金与正氏には「寒い中、夜遅くまでお疲れさまでした」と話しかけ、与正氏は「大統領のお気遣いのおかげで大丈夫でした」と応じた。 文大統領は2人とそれぞれ記念写真を撮り、全体写真も撮影した。 崔輝氏と李善権氏は2階の会場に先に行き、座席配置などを確認した。 面会に韓国側からは任鍾ソク氏や鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、徐薫(ソ・フン)国家情報院長が出席した。
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