平昌冬季五輪が開会式当日を迎えた(資料写真)=(聯合ニュース)
平昌冬季五輪が開会式当日を迎えた(資料写真)=(聯合ニュース)
◇平昌に聖火 冬季スポーツの祭典きょう開幕 2018年平昌冬季五輪の開会式が9日午後8時から北東部・江原道の平昌オリンピックスタジアムで開かれる。韓国での五輪開催は、1988年のソウル夏季大会以来30年ぶり。江原道の平昌、江陵、旌善を舞台に25日まで17日間、7競技102種目で熱い戦いが繰り広げられる。◇文大統領が五輪開会式へ 各国来賓招きレセプション主催 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日午後、平昌冬季五輪開会式に出席し、五輪のため来韓した各国の首脳級の来賓と共に、92カ国・地域から参加する選手を迎える。開会式に先立ち、文大統領は首脳級の来賓を招いてレセプションを催す。北朝鮮代表団の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長も出席する予定だ。◇北朝鮮代表団きょう午後韓国入り 金与正氏や制裁免除の崔輝氏も 平昌五輪開幕に合わせ、北朝鮮の高官級代表団が9日午後、専用機で韓国・仁川空港に到着する。代表団は憲法上の国家元首、金永南最高人民会議常任委員長を団長に、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹で補佐役として存在感を高めている金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長、崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長らからなる。崔氏は国連安全保障理事会の制裁決議で渡航が禁止されているが、韓国政府の要請で制裁免除が認められた。代表団は同日の五輪開会式に出席し、翌日に文大統領に会う予定だ。◇北朝鮮芸術団が15年半ぶり韓国公演 歌謡曲など披露 平昌冬季五輪に合わせて来韓した北朝鮮の芸術団が8日夜、五輪競技場がある江陵で公演を行った。北朝鮮芸術団の韓国公演は2002年8月以来、15年半ぶり。伝統衣装の韓服を着た女性歌手8人が歌う北朝鮮の歌謡曲「パンガプスムニダ(うれしいです)」で幕を開け、北朝鮮の曲が次々に披露された。北朝鮮でも親しまれている韓国のヒット歌謡曲も歌われた。公演時間は1時間35分だった。◇開城工業団地の操業中断から2年 南北融和に期待の声も 2016年2月に韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権(当時)が北朝鮮の核実験と長距離弾道ミサイル発射実験を理由に南北経済協力事業の開城工業団地の操業を全面的に中断してから、あす10日で2年となる。北朝鮮の平昌五輪参加を機に南北関係の改善ムードが漂う中、開城工業団地に進出していた韓国企業は慎重ながらも操業再開に期待を寄せる。北朝鮮問題の専門家は、操業再開には米朝間の非核化協議など最低限の環境が整う必要があると指摘する。◇李元大統領所有が疑われる会社の訴訟費用 サムスンが肩代わりか 李明博(イ・ミョンバク)政権時代の疑惑を捜査している検察が、李元大統領在任中の2009年ごろにサムスン電子が自動車部品会社「DAS」の米国での訴訟費用を肩代わりしたことを示す手がかりをつかんだようだ。この会社は李元大統領が実質的な所有者ではないかと疑われている。ソウル中央地検は8日午後、サムスン電子のソウルと水原の社屋、研究・開発(R&D)拠点、同社副会長だった李鶴洙(イ・ハクス)氏の自宅などを家宅捜索し、当時の業務や会計関連の資料を押収したとされる。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0