9日の南北閣僚級会談で共同報道文を交換後、握手する趙明均長官(左)と李善権委員長=(写真共同取材団=聯合ニュース)
9日の南北閣僚級会談で共同報道文を交換後、握手する趙明均長官(左)と李善権委員長=(写真共同取材団=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は12日、北朝鮮の平昌冬季五輪参加を巡る実務会談を15日午前10時に南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で開催することを北朝鮮に提案した。統一部が伝えた。 板門店の連絡チャンネルを通じ、9日の南北閣僚級会談で首席代表を務めた趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官名義の通知文を北朝鮮側の首席代表で対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長宛てに送ったという。 北朝鮮の平昌五輪参加や文化行事開催に関する韓国側の立場を整理した資料も伝えられた。 南北は9日の閣僚級会談で北朝鮮の平昌五輪参加についての具体的な内容は実務会談で協議することで合意した。 韓国側からは統一部の千海成(チョン・ヘソン)次官を首席とし、国務総理室のアン・ムンヒョン審議官と平昌冬季五輪・パラリンピック組織委員会の金起弘(キム・ギホン)企画事務次長が出席すると通知された。 3人は9日の閣僚級会談にも代表団の一員として参加したため、円滑な協議が進行されるものとみられる。 政府は当初、北朝鮮側から協議日程の提案があると予想していたが、閣僚級会談終了後、特別な動きがないことから開催日程を提案したという。 統一部当局者は「北も平昌五輪への参加に関連した議論の緊急性を認識している」とし、「週末も連絡チャンネルを稼動する予定」と話した。 実務協議では北朝鮮が派遣する高官級代表団や応援団、芸術団などの規模や入国の経路、宿舎、経費の負担方針などについて調整されるものとみられる。開会式での合同入場や共同応援、合同チームの結成などに関する協議も行われる見通しだ。 南北はここで協議した内容を基に、20日(現地時間)にスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部で開かれる協議でIOCなどと北朝鮮の平昌五輪参加に関する最終協議をする方針だ。
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