韓国と北朝鮮は9日(日本時間)に閣僚級会談を行い、北朝鮮が平昌五輪に選手団や応援団を派遣することで合意している(イメージ)=(聯合ニュース)
韓国と北朝鮮は9日(日本時間)に閣僚級会談を行い、北朝鮮が平昌五輪に選手団や応援団を派遣することで合意している(イメージ)=(聯合ニュース)
【ジュネーブ聯合ニュース】大韓体育会(韓国オリンピック委員会)と平昌冬季五輪組織委員会、北朝鮮のオリンピック委員会が20日(現地時間)にスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部で会議を開き、来月の平昌冬季五輪に参加する北朝鮮選手団の規模や選手が使用する国家名称などを話し合う予定だ。IOCが10日、明らかにした。 会議には南北の国内オリンピック委員会代表のほか、政府高官、双方のIOC委員も出席する。競技会場に掲げる国旗、国歌、選手が着用するユニホームなどの規定についても話し合う見通しだ。 IOCのバッハ会長はこの会議の開催に関し、「南北間の提案を心から歓迎する」とコメントした。 一方、会議開催の発表に先立ち、北朝鮮の張雄(チャン・ウン)IOC委員はこの日昼過ぎから約3時間、IOC本部でバッハ氏ら関係者と会った。今週いっぱいローザンヌに滞在し、北朝鮮の平昌五輪参加問題についてIOCと話し合いを続けるとみられる。 北朝鮮はフィギュアスケートのペアで平昌五輪の出場枠を獲得しながら出場意思を期限内に伝えなかったため、日本が繰り上がった。IOCはこのペア以外の種目でも特別推薦枠で北朝鮮を出場させることを前向きに検討している。 韓国と北朝鮮は9日(日本時間)に南北軍事境界線がある板門店で閣僚級会談を行い、北朝鮮が平昌五輪に選手団や応援団を派遣することで合意し、実務対話を続けることにした。合意内容をまとめた共同報道文が採択されると、IOCは声明を発表し、「北朝鮮の平昌五輪参加は五輪精神の偉大な進展」と評価した。
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