<サッカー>4人4色…日本・韓国は「優勝」、中国・北朝鮮は「実験と挑戦」=東アジアE-1選手権
<サッカー>4人4色…日本・韓国は「優勝」、中国・北朝鮮は「実験と挑戦」=東アジアE-1選手権
日本、韓国、中国、そして北朝鮮が参加する「サッカー東アジアE-1選手権」が日本の東京で開かれる。日中韓が中心となった同大会は2003年に幕開けし、今年で7回目を迎えた。これまで韓国が3回、中国が2回、日本が1回優勝している。

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 今大会は来る9日午後4時30分の中韓戦でスタートし、16日午後7時30分の日韓戦で幕を閉じる。本格的な競争を前に主催側は7日昼12時、東京プリンスホテルで4カ国の監督による記者会見をおこなった。

 記者会見には韓国代表を率いるシン・テヨン監督(47、韓国出身)をはじめ、日本のヴァヒド・ハリルホジッチ監督(65、ユーゴスラビア出身)、中国のマルチェロ・リッピ監督(69、イタリア出身)、そして北朝鮮のヨルン・アンデルセン監督(54、ノルウェー出身)が出席した。

 公式的に初対面となる各国の監督は簡単なあいさつを交わした。リッピ監督(中国)は「顔なじみの人もいる。各国の監督に会えてうれしい」と短く言葉を発した。

 ハリルホジッチ監督(日本)は「マルチェロ監督は長年の友人だ。ヨーロッパでも指折りの名将で、とても尊敬している。また、アンデルセン監督とシン・テヨン監督にも会えて光栄だ。日本に来てくださり感謝する」としながら、「日本が主催国であるだけに、日本で楽しい時間を過ごしてほしい」と3カ国を歓迎した。

 アンデルセン監督(北朝鮮)は「今回の本戦に参加できうれしく思う。近づく試合に期待が大きい。これまでの大会を分析したが、すべての試合のレベルが高い」と難しい挑戦になるとの意を明かし、「わたしだけでなく、3監督みんなの幸運を祈る」と伝えた。

 シン監督(韓国)は「3名将と同席でき光栄だ。韓国をはじめ3カ国すべてが良い試合を展開すると信じている。韓国もフェアプレー精神で良い競争力を見せたい。今大会を通して東アジアサッカーが輝けばと思う」と明かした。

 4カ国の現在の状況と戦力はさまざまであり、今大会に臨む目標もまた違っていた。韓国と日本は大会優勝を見据え、中国は実験的に、北朝鮮は挑戦に焦点を当てた。

 U-22代表の若い選手を中心とする中国は「シーズンが終わったばかりで、ベストメンバーを選ぶのが難しかった。焦点は実験」としながら、「コーチ陣にも伝えた。今大会を通して選手個々人の成長を期待し、それに伴うチームの成長を望む」と述べた。

 北朝鮮は「我々が優勝候補でないことは分かっている。しかし、試合中は良い姿を見せたい」としながら、「他国家と同様、シーズンが終わったばかりでチーム構成は簡単ではなかった。だが、準備は十分だ。期待している」と挑戦者の姿勢で臨むことを明かした。

 韓国は「韓国はこの大会で3度の優勝という良い成績を残してきた。いままで2連覇を果たした国はないが、今回は2連覇を目指したい」とし、「中国、日本、北朝鮮、すべてが良いチームだが、ベストを尽くせば優勝は付いてくるだろう。積極的に挑戦する」と意気込んだ。

 日本は「ご存知のとおり、困難が多い。特に、浦和の選手たちが来られないのは大きな損害だ。さらに、セレッソの3選手が負傷で抜けた」とし、「計画を変更せざるを得ない状況だ。急いで必要な選手を呼び出すことになる。すべての監督が最善の状態で大会に臨むことを願う。困難はあるだろうが、勝つために挑戦する」と語った。

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