ネイバー地図の画面(資料写真)=(聯合ニュース)
ネイバー地図の画面(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】来年2月の平昌冬季五輪を前に、韓国IT(情報技術)大手が地図サービスの外国語版準備を加速させている。世界的によく使われている米グーグルの地図(グーグルマップ)は韓国で機能が大幅に制限されているため、国内企業の地図サービスが果たす役割は大きい。 IT業界によると、韓国の2大地図サービス「NAVER(ネイバー)地図」と「カカオマップ」は、平昌五輪までに外国語版をリリースする計画だ。 ネイバー地図サービスを運営するネイバーは、まず英語版をリリースした後、ユーザーの反応を踏まえて中国語版を出す予定だとしている。リリース日は未定。同社関係者は「外国語によるナビゲーションなど、多彩な便利機能を準備している」と伝えた。 また、カカオマップを手掛けるカカオは、12月ごろカカオマップの英語版をリリースし、同じころにマップとリンクしたナビゲーションサービス「カカオナビ」にも英語の音声案内を搭載する計画だ。公共交通機関や徒歩ルートの検索など、主要機能を英語で使えるようになるという。 アプリ分析を手掛けるワイズアップの今年2月の調査結果によると、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォン(スマホ)でのネイバー地図の月間アクティブユーザー数(MAU)は約808万人で、韓国の地図サービスで1位だった。カカオマップのMAUは約309万人でグーグルマップ(約766万人)に次いで3位。MAUは月に1回以上サービスを利用した人の数だ。 グーグルマップの韓国版は徒歩ルートの検索やナビゲーションなど外国人客が必要とする機能を提供していない。韓国政府が安全保障を理由に韓国の精密地図データをグーグルの国外サーバーに移すことを認めていないため、機能が制限されている。
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