現代自動車(左)と起亜自動車の社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
現代自動車(左)と起亜自動車の社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は8日、韓国の現代自動車グループの現代自動車、起亜自動車、自動車部品メーカー・現代モービスの3社の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。 ただ3社の長期格付けは、これまでと同じ「シングルAマイナス」とした。起亜の発行する長期債の格付けも「シングルAマイナス」で据え置いた。 S&Pは現代自動車と起亜について、業績と収益性が落ち込んでいることを指摘。今後、12カ月の間に現在の状況を改善できるかどうかは不透明だとした上で、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発する中国での両社に対する否定的な世論は数カ月続くと予想した。 現代モービスについては、現代自動車グループと緊密な関係にあることに言及。「今後12~24カ月の同グループの自動車製造事業に関する不確実性を反映した」とした。
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