【ソウル聯合ニュース】韓国政府機関の貿易委員会は19日、低価格を武器に韓国市場を掌握する中国製のオフセット印刷版に対し、5.9%から最高10.2%の反ダンピング(不当廉売)関税を5年間課す方針を最終決定した。現在は5.7%から10.0%の反ダンピング関税を暫定的に課している。 オフセット印刷は印刷技術の一つで、主にカレンダーや雑誌などの大量印刷に使用される。韓国のオフセット印刷版市場では、中国製が7割のシェアを握っている。 同委員会はオフセット印刷版を生産する韓国企業の申し立てを受けて調査した結果、2013年から15年にかけて中国製品が不当に安く輸入されたことで韓国製品が値下がりし、販売も落ち込んだことを確認した。15年時点で韓国のオフセット印刷版メーカーの4社に3社が生産を中断、または会社の再建を行っている。 関税賦課の最終決定は企画財政部長官が行う。
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