北朝鮮・朝鮮労働党機関紙の労働新聞は15日、新型の中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験に成功したと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が発射に立ち会ったことも写真入りで伝えた。北朝鮮は14日早朝、北西部の平安北道亀城付近か
北朝鮮・朝鮮労働党機関紙の労働新聞は15日、新型の中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験に成功したと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が発射に立ち会ったことも写真入りで伝えた。北朝鮮は14日早朝、北西部の平安北道亀城付近か
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が14日に新型中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を行う前、関連する国際機関に通告していなかったと、米国政府系放送の「自由アジア放送(RFA)」が16日報じた。 国際海事機関(IMO)の広報担当者は、今回のミサイル発射に関して北朝鮮から一切通告を受けなかったと、電子メールでRFAに明らかにした。 ミサイルが海上に落下した場合、通過する船舶に衝突する可能性があり、IMOは事前に知らせるよう強く勧告しているが、加盟国の北朝鮮はこれを守らなかったことになる。 北朝鮮は14日早朝、北西部の平安北道亀城付近から東北東に向けて弾道ミサイル1発を発射。ミサイルは高度約2000キロまで上昇、約700キロ先の公海上に落下した。 北朝鮮が今年ミサイルを発射した回数は計7回で、このうち4回は海上(東海)に落下した。しかし、北朝鮮は一度もIMOに事前通告していないとされる。 繰り返される北朝鮮の通告の義務不履行について、IMOは昨年も遺憾の意を表明していた。 RFAが2001年から発表されているIMOの資料を分析した結果、北朝鮮は人工衛星だと主張する「ロケット」を発射する場合だけIMOに事前通告を行い、それ以外のミサイル発射の事実は全く知らせていないことが確認された。
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