【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島に向けて航行中の米原子力空母カール・ビンソンが25日ごろ朝鮮半島東の海域に入る見通しであることが17日、韓国政府筋の話で分かった。米国はカール・ビンソンを中心とする空母打撃群が参加する合同訓練の実施を韓国政府と協議しているという。 北朝鮮は故金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年(太陽節)に合わせて15日に平壌で行った軍事パレードで、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルを初公開した。朝鮮人民軍創建85年(25日)に合わせて6回目の核実験やICBM発射といった大型の挑発に踏み切る可能性もあることから、カール・ビンソンは朝鮮半島東の東海で合同作戦を実施し、武力を誇示して北朝鮮の挑発を抑え込む計画だ。 来週初めにはカール・ビンソンに加え、横須賀で整備中のロナルド・レーガン、現在西太平洋に向かっているニミッツの計3隻の空母が朝鮮半島の戦区(軍事作戦区域)に位置することになる。一つの戦区で空母3隻が活動するのは異例で、韓国政府筋は「トランプ米政権が北への抑止力を行動で示している」と評価する。 東太平洋を管轄する米海軍第3艦隊の指揮を受けるカール・ビンソンは、約70機の艦載機を搭載し、誘導ミサイル駆逐艦2隻、誘導ミサイル巡洋艦1隻とともに移動中だ。駆逐艦と巡洋艦は艦対空ミサイルのシースパローや巡航ミサイルのトマホークなどを搭載している。
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