【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の珍島沖で起こった旅客船セウォル号沈没事故は16日で発生から丸3年となる。ソウルの都心では15日午後、事故犠牲者の遺族らも参加する大規模集会が開かれる。 約1500の団体でつくる「朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)」は、15日午後5時半からソウル市内の光化門広場で「第22回国民行動の日」集会を開き、セウォル号の行方不明者捜索や徹底した事故原因の解明、責任者の処罰などを求める計画だ。 集会ではセウォル号事故の遺族代表と関係者、事故の生存者などが壇上に立ち、犠牲者に向けた手紙を読み上げるほか、詩人の申庚林(シン・ギョンリム)氏や歌手らによる公演も予定されている。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も参加し、発言する。 週末に大規模集会が開かれるのは、朴槿恵(パク・クネ)氏の大統領罷免により集会を終了してからは先月25日に続き2度目。 一方、午後2時からはソウルの徳寿宮前で、朴氏の支持者でつくる団体「大統領弾劾無効国民抵抗総決起運動本部」の集会が開かれる。 朴氏の弾劾と逮捕に反発してきた大統領弾劾無効国民抵抗総決起運動本部は、この日の集会で同団体に対して家宅捜索を行った警察と朴氏の取り調べを行っている検察を批判し、支持者の結集を呼びかけると予想される。
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