会見を行うバッハ会長=17日、平昌(聯合ニュース)
会見を行うバッハ会長=17日、平昌(聯合ニュース)
【平昌聯合ニュース】2018年平昌冬季五輪・パラリンピックの開催地、江原道・平昌で16、17の両日に国際オリンピック委員会(IOC)執行委員会が開かれ、IOCのバッハ会長が出席した。バッハ氏は委員会後の記者会見で、「今回の訪韓中に韓国の政治指導者たちに会い、平昌五輪に多くの支援をするという話を聞くことができた」と紹介した。  14日に来韓したバッハ氏は黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相や丁世均(チョン・セギュン)国会議長などと会談し、来年開催される平昌冬季五輪を成功させるための意見交換を行った。 バッハ氏は「多くの人が冬季五輪は韓国にとって良い機会だと言っていた」と紹介した上で、「今、韓国は政治的に分裂しているが、五輪の準備をして、選手たちを応援することで再び一つにまとまるだろう」と述べた。  平昌五輪への北朝鮮の参加や北朝鮮応援団の来韓の可能性、聖火リレーのルートに北朝鮮を含むかなどについての質問も受けたが、バッハ氏は情報不足で話すのが難しいと慎重な姿勢を見せ、「政治指導者と組織委などが協議して決めなければならない部分があるだろう」と述べるにとどめた。 開幕まで1年を切った平昌冬季五輪の準備で補完が必要な点については「特別なことはない」とした上で「現状に満足せずに、これまで通り熱心に準備することが必要だ」と述べた。 一方でバッハ氏は「国内外で大会の認知度を上げるための努力をさらにする必要がある」と指摘。「当分の間、韓国では大統領選に関心が集中すると思われるが、選挙が終れば国民の関心が五輪に集まるようにしなければならないだろう」と述べた。  執行委員会では平昌五輪のほか、2020年の東京五輪、22年の北京冬季五輪の準備状況に対する報告が行われ、ドーピング防止の強化なども議論された。
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