【クアラルンプール聯合ニュース】マレーシアが不法滞在の疑いで逮捕した北朝鮮からの労働者50人を国外追放することを決めた。 現地メディアによると、マレーシアのザヒド副首相は14日、同国のサラワク州で働いていた北朝鮮労働者のうち、ビザ(査証)の有効期限が切れている50人を可能な限り早急に北朝鮮に送還すると明らかにした。 有効なビザを所有している場合は、引き続き滞在することができるという。 ザヒド副首相はまた、マレーシア国内に315人の北朝鮮住民が滞在していることを確認したとし、北朝鮮に抑留されているマレーシア人9人の帰国のための交渉も進めていると述べた。  またマレーシアに滞在する北朝鮮住民のうち、長期滞在が許されるビザの発給を受けた人は191人いるという。 サラワク州の移民局と海上警察は8日、サラワク州の建設現場で働く北朝鮮労働者140人を移民法違反の疑いで逮捕した。現地メディアによると、逮捕された労働者の多くは訪問査証(ビザ)で入国し、有効な労働許可証(ワークパーミット)を持っていなかったという。
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