会議で発言する黄教安首相(右から2人目)=(聯合ニュース)
会議で発言する黄教安首相(右から2人目)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は16日、黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相が国政懸案関係閣僚会議を開き、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が13日にマレーシアで殺害された事件を受けて、韓国に亡命した北朝鮮の高官級(脱北者)に対する警護を強化することを決めた。 政府は特に韓国国民の安全が脅かされないよう万全を期し、北朝鮮の弾道ミサイル発射と関連した対北朝鮮制裁や圧力を検討することにした。 忠清北道・報恩などで発生した家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)については、他の地域に広がらないよう防疫措置を強化する。口蹄疫が豚に感染しないよう、現場の視察や集中消毒を実施するほか、十分なワクチンを確保し、牛・豚の移動経路を区分するなど具体的な予防に取り組むことも決めた。 雇用問題に関してはエネルギー、ソフトウェア、国土交通などの分野で新産業を育成し、地方公共企業の新規採用など雇用創出効果の大きい20の課題を重点的に推進する。1~3月期に雇用関連予算を集中的に執行して雇用減少の流れに積極的に対応し、3月中に実効性のある「青年雇用補完対策」を整える。 このほか、国定歴史教科書の研究校の指定を申し込んだ学校について、17日までに市・道の教育庁(教育委員会に相当)による審査などの手続きを進め、学校の自律的な教育活動を守るため努力するとした。
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