韓成烈外務次官=(聯合ニュースTV)
韓成烈外務次官=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】昨夏に脱北して韓国に亡命したテ・ヨンホ前駐英北朝鮮公使が、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の叔父で北朝鮮ナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が2013年12月に処刑された事件に絡み、対米外交を担う韓成烈(ハン・ソンリョル)外務次官の親戚が粛清されたと明かした。北朝鮮の民主化を目指す団体「北朝鮮戦略センター」が行ったテ氏のインタビューに関する資料を、聯合ニュースが14日に入手した。 それによると、テ氏は「(韓成烈次官の姻戚である)朝鮮労働党・国際部欧州担当課長のリ・ウンギルは(かつて)金日成(キム・イルソン)と金正日(キム・ジョンイル)のイタリア語の通訳を担当していたが、(張成沢氏の件に絡み)本人はもちろん妻や息子、孫まで政治犯収容所に送られた」と述べた。リ氏の息子の妻は、父親の韓次官が外務省の実力者であることなどから釈放されたが、息子と生き別れになったと説明した。 テ氏は一方、13年12月に北朝鮮が在外公館に張成沢氏、党行政部第1副部長だった李龍河(リ・リョンハ)氏、同部副部長だった張秀吉(チャン・スギル)氏ら「反党反革命分子」16人のリストを送り、「すぐに彼らの写真や作品をなくすよう指示した」とも語った。 反党反革命分子とされた人々の家族や親戚の中には北朝鮮の有名映画俳優や外国に駐在する北朝鮮大使も多数含まれており、全員が政治犯収容所に送られたという。
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