安倍首相、駐韓大使より「少女像」報告受ける

安倍晋三首相は10日、釜山（プサン）の日本領事館前に設置された日本軍慰安婦少女像問題に関する状況報告を受けた。日本メディアが報じた。

　複数の日本メディアによると安倍首相は同日午前、総理官邸で長嶺安政駐韓大使より少女像に関連した報告を受け、今後の対応策を協議したという。

　これを前に日本政府は、釜山・少女像設置に対する抗議表明として、前日（9日）、長嶺大使と森本康敬釜山総領事を一時帰国させた。

　政府は2015年12月の「日韓慰安婦合意」当時、韓国側が駐韓日本大使館（ソウル）前の慰安婦少女像の移転・撤去問題について「適切に解決するよう努力する」と明言しただけに、ソウルと釜山の少女像を「撤去すべき」との立場を崩していない。