韓国Kリーグ・FCソウルの指揮官で、過去にはJリーグでもプレー経験のあるチェ・ヨンス監督(41)が、報じられている中国リーグ行きについて慎重に語った。
韓国Kリーグ・FCソウルの指揮官で、過去にはJリーグでもプレー経験のあるチェ・ヨンス監督(41)が、報じられている中国リーグ行きについて慎重に語った。
韓国Kリーグ・FCソウルの指揮官で、過去にはJリーグでもプレー経験のあるチェ・ヨンス監督(41)が、報じられた中国スーパーリーグ行きについて慎重に語った。

 2日、自身の中国行きの可能性を報じられて以降、チェ監督は集まった取材陣の質問から逃げず、自身の考えを述べた。同日午後、チェ監督は「正確な答えを出すのは容易ではない」として、その理由を「中国スーパーリーグからオファーをもらったことは事実。しかし、真剣に悩んでいるために、すぐに返事はできない」と立場を明かした。

 報道によると、中国スーパーリーグの江蘇国信舜天足球倶楽部はチェ監督に対して2年6か月の契約で、年俸200万ドル(約2億5000万円)を提示しているという。期間は同一だが、年俸に関してはプラスアルファがあり、実際には250万ドルとされる。加えられる50万ドルは、チェ監督が望むコーチングスタッフを構成するための一種の「おまけ」だった。この報道内容をチェ監督自身も認めている。

 事実上、拒否し難い条件といえる。しかし、チェ監督は「まだ決定できずにいる」とし、慎重な態度を示した。

 チェ監督は「シーズン途中に、予想もしていなかったオファーが舞い込んできた。一部で報じられているように、確定だと話すことはできない。現在のところ、確定した事実は何もない」と述べた。また「私は、FCソウルの人間。そして、FCソウルのサポーターから本当にたくさんの愛をいただいた。チームとサポーターが私の決定をどのように受け入れてくれるだろうか、といまも悩んでいる」と胸の内を明かした。

 事あるごとに「FCソウルマン」と自身を呼んできたチェ監督。1994年、現在のFCソウルの前身である安養LGでプロデビューし、コーチのスタートもソウル、そして監督デビューもソウルだった。格別な場所であるのは、当然だ。

 チェ監督は「私自身が、他のチームを探したわけではないが、なぜか申し訳ない気持ちがある」とし、「正直、気分は良い出来事だ。個人的に、中国リーグと特別な縁があるわけではない。それにも関わらず、私にラブコールを向けてくれたことは、ありがたいこと」と話した。

 オファーを受けるかどうか、という核心について「お金ではない。表現が正しいかはわからないが、いまでも生活に支障はないくらいの蓄えがある。オファーを決定する際、お金は絶対条件ではない」と強調しながら、「挑戦する機会が頻繁に与えられるわけでもない、と私自身は考える」と明かしたチェ監督。

 「私はまだ若く、今後やりたいことはたくさんある」としながら、「まだまだ、多くのことを学びたい。だからこそ、FCソウルのチームとサポーターが許してくれるならば、挑戦してみたい」と現在の心境を明かした。

 幸せなオファーを受けたにも関わらず、つらい決断を迫られているチェ監督。”許し”をもらえるなら、”挑戦”したい。これが、彼の本音だった。



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