フランスへ留学中の北朝鮮人留学生が、強制送還中に脱出していたことが伝えられる中、北朝鮮が運営中の留学生プログラムに関心が集まっている。
フランスへ留学中の北朝鮮人留学生が、強制送還中に脱出していたことが伝えられる中、北朝鮮が運営中の留学生プログラムに関心が集まっている。
フランスへ留学中の北朝鮮人留学生が、強制送還中に脱出したことが伝えられる中、北朝鮮が運営する留学生プログラムに関心が集まっている。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 今回の事件が発生したフランスは、2002年フランス政府の招待で北朝鮮人の留学生らが初めて派遣された。

 フランスと北朝鮮は公式的な国交関係はないが、当時、両国の秘密協議を通して北朝鮮の学生10名が7年計画でフランスで留学生活をスタートさせた。

 彼らは全員、建築分野関連を専攻したが、これは北朝鮮の要請に沿ったもので、そもそも建築関連の人材を選抜し、フランスに送ったものだと伝えられた。

 留学生らは、韓国製のスマートフォンを使用するなど、比較的自由な生活を送りながらも、一週間に一度は必ず北朝鮮の代表を訪ねるなど、当局の細かい管理下で留学生活を送っているとされる。

 ユネスコなどによると、彼らを除いてもフランスに留学中の北朝鮮人学生は約150名ほどいるという。その中には、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の異母兄弟である金正男(キム・ジョンナム)氏の息子ハンソル氏も含まれている。

 一方、北朝鮮学生が最も多く派遣されている国は、やはり中国。具体的な統計数値は明かされていないが、1000人を超える学生が中国へ留学中だと伝えられた。続いてオーストラリアに約700人、カナダに200~300人が派遣されており、その後をフランス、インドが続く。しかし、この統計数値には在日本朝鮮人総聯合会系列の学生らも相当数含まれており、純粋に北朝鮮から渡った留学生の数字を正確に把握するのは、困難だ。

 金第1書記は過去、スイスで留学生活を送っていた。当時、後継者として注目されていなかったため、他の学生らと共にサークルにも加入するなど、自由な学生生活を送っていたことがわかっている。

 一方、北朝鮮で留学生として派遣されるための条件は、高官の子供であること、または特定分野で高い才能が認められること、と伝えられている。

 北朝鮮消息筋は「特定の芸や才能が認められ、留学生として抜てきされるケースは多い」とし、「身元はしっかりとしたものでなければならないが、必ず高官の子供である必要はない」と語った。

 これにより、今回フランスで起きた”脱出事件”に該当する学生が、昨年粛清された張成沢(チャン・ソンテク)氏と関係があるのでは、との説は未確認のうわさであるとの観測も出ている。

 


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