【ソウル聯合ニュース】LG電子が30日に発表した昨年10~12月期の連結売上高は13兆4973億ウォン(約1兆1309億ウォン)、営業利益は1072億ウォンだった。売上高は前期比9%増加し、2011年10~12月期以来の高水準となった。営業利益は前年比で減少したが、5期連続で黒字を記録した。
 通年では売上高は50兆9600億ウォン、営業利益は1兆1360億ウォンとなった。営業利益は前年の約3倍で、2009年(2兆7000億ウォン)以来の高水準となった。
 昨年10~12月期の業績を事業別でみると、ホームエンターテインメント(HE)事業本部の売上高は6兆4430億ウォン、営業利益は192億ウォンだった。年末商戦を迎え、先進国市場を中心に薄型テレビの販売が拡大、前期比17%増加した。薄型テレビの世界販売台数はスマートテレビの好調により四半期ベースで過去最多の925万台を記録した。
 モバイルコミュニケーション(MC)事業本部は最新スマートフォン(多機能携帯電話)「Optimus(オプティマス) G」などの販売好調などで売上高が2兆8116億ウォン、営業利益が563億ウォンとなった。携帯電話の売上高は2兆7793億ウォン、営業利益は553億ウォンだった。スマホ販売は前期比23%増加した860万台となり、初めてフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)を上回った。
 冷蔵庫などを取り扱うホームアプライアンス(HA)事業本部の売上高は前年同期と同水準の2兆9423億ウォン、営業利益は799億ウォン。エアコン・エネルギーソリューション(AE)事業本部は売上高6825億ウォン、営業利益111億ウォンとなった。
 通年ではHE事業本部は競争激化やIT市場の需要低迷に直面したが、営業利益が前年比14%増の5421億ウォンとなった。MC事業本部はスマホ中心に事業構造を再編し、営業利益が黒字転換した。
 LGは今年の売上高目標を53兆5000億ウォン、設備投資を2兆5000億ウォンに設定した。売上高は2012年の目標を4兆1000億ウォン下回り、設備投資は9000億ウォン上回った。

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