月別の1日平均取引額。緑がウォン、オレンジが仮想通貨。単位は兆ウォン(画像提供:wowkorea)
月別の1日平均取引額。緑がウォン、オレンジが仮想通貨。単位は兆ウォン(画像提供:wowkorea)
韓国金融委員会傘下の金融情報分析院(FIU)は26日、2022年上半期における仮想通貨事業者に関する実態調査の結果を発表した。調査は仮想通貨事業者35社(取引業者26社、その他9社)を対象に1~6月、実施した。

上半期における韓国仮想通貨市場の時価総額は23兆ウォン(約2兆3219億円)で、前期比58%減少した。代表的な仮想通貨であるビットコインの価格は、昨年11月8日に6万7000ドル(USD、約963万円)と最高値を記録した後、ことし6月30日には1万9000ドル(約273万円)へと71%下落した。ロシアのウクライナ侵攻による金利上昇と流動性の減少などによる実体経済の委縮、および韓国の仮想通貨「テラ(ルナ)」の大暴落による市場の信頼度低下などが影響したとみられる。

仮想通貨取引業者による、上半期の営業利益は6301億ウォン(約633億4876万円)で、前期比約1兆ウォン(約1008億5100万円)減った。これは2社のみがけん引した結果で、2社を除く24社はすべて赤字だった。

韓国に流通している仮想通貨は、6月末時点で1371種類(重複を除けば638種類)となり、昨年末から114種類(9.1%)増えた。うち特定の韓国企業でのみ取引される、単独の上場仮想通貨は12種類減の391種類だった。単独で上場している仮想資産のうち、韓国産は241種類と推算できる。
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