フランスは新型コロナウイルス感染症の拡散に対して、ブースター接種(ワクチンの追加接種)の対象を全成人に拡大し、マスクと保健証明書の規定を強化した。

フランスのオリビエ・ベラン保健相は25日(現地時間)、新型コロナ防疫対策の記者会見で「今週末から18歳以上の全成人はブースター接種が可能になった」と発表したことを、ロイター通信などのメディアが報道した。

また、新型コロナワクチンの2次接種からブースター接種までの期間は、6か月から5か月に短縮されることになった。

ベラン保健相は「ブースター接種まで終えれば、保健証明書が発給される」と語った。フランスでは食堂・カフェ・劇場などに入る場合、ワクチン接種の完了や陰性結果などの内容の盛り込まれた保健証明書が必要である。

またベラン保健相は「未接種者の保健証明書にあるPCR検査の結果の有効期限を、これまでの72時間から一日に短縮する」と語ったことで、未接種者の負担はより大きくなった。

さらに26日からは、全ての室内ではマスクの着用が再び必須となる。ベラン保健相は「地域当局によっては、クリスマスの野外イベントでもマスク着用が義務化され得る」と語った。

現在、フランスの一日の新規感染者は3万2591人で、2日連続で3万人を超えたのは、ことしの4月末以来のことである。

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