韓国の文在寅大統領は、ソウルで開かれた「2050カーボンニュートラル委員会 第2回全体会議」に出席した(画像提供:wowkorea)
韓国の文在寅大統領は、ソウルで開かれた「2050カーボンニュートラル委員会 第2回全体会議」に出席した(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領はきょう(18日)の午後、ソウルのノドゥルソム(ノドゥル島)で開かれた「2050炭素中立(カーボンニュートラル)委員会 第2回全体会議」に出席した。この日の会議では「2030国家温室ガス削減目標(NDC)」引き上げ案が議決され、NDCはこれまでの26.3%から40%へと引き上げられた。

文大統領はこの日の会議で「カーボンニュートラルは一度も歩んだことのない道だが、我々が必ず行かなければならない道だ」と強調した。また「世界で11番目の排出国であるわが国に対する国際社会の削減の圧力は増し、カーボンニュートラルと貿易規範がつながっている最近の冷酷な現実を直視し、新たな国際秩序に先制的に対応し、国家競争力を高める戦略が必要だ」と強調した。

文大統領は “2030NDC”について「昨年、“大韓民国2050カーボンニュートラル・ビジョン”を宣言して以降に立てられた初のNDCとして、40%の削減目標はカーボンニュートラルに向かう韓国政府の強い意志と国際社会に対する責任意識を示すものだ」と語った。また「韓国経済の特徴と2018年に排出ピークに達した現実などを踏まえると、他の先進国に劣らない非常に挑戦的な目標水準だ」と評価した。

この日の会議ではNDC引き上げ案とともに「2050カーボンニュートラルのシナリオ最終案」も議決された。シナリオ最終案は「石炭発電の維持について」「再生エネルギーの割合」「無公害自動車の普及の割合」「水素供給案」など、複数の過程と前提により未来像を提示する内容が盛り込まれた。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96