世界食糧計画「今年11月までに、対北食糧支援の資金 568万ドルが不足」

国連傘下の世界食糧計画（WFP）は今日（19日）、今年の11月までに 対北食糧支援に必要な資金のうち、568万ドルが足りないことを明らかにした。これは WFPによる6月から11月における対北食糧支援予算（2597万ドル）の22%に該当する金額である。

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WFPは、北朝鮮が新型コロナウイルス感染症の流入を懸念して 国境を封鎖していることにより、執行期間を延長した事実をあげ「制限が解除され次第、妊婦・授乳婦・保育施設の幼児・病院・学校などに対する支援を続けていく予定だ」と伝えた。

北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）労働党総書記は、今月15日の労働党中央委員会総会で「農業部門において、昨年の台風被害により 穀物の生産計画が達成されず、現在 人民たちの食糧事情は緊張している」と語り、異例にも「食糧難」を認めた。

韓国政府は、今年 北朝鮮が100万トン以上の食糧不足による食糧難に直面するものと予想している。また 国連世界食糧農業機関（FAO）も、昨年11月から今年10月までの北朝鮮の食糧不足分を、85万8000トンと推算している。