オーストラリアとニュージーランドは、19日(現地時間)から「トラベルバブル」政策を開始した(画像提供:wowkorea)
オーストラリアとニュージーランドは、19日(現地時間)から「トラベルバブル」政策を開始した(画像提供:wowkorea)
南太平洋の隣国であるオーストラリアとニュージーランドは、19日(現地時間)から「トラベルバブル」政策を開始した。トラベルバブル政策は、新型コロナウイルス感染症以前のように 再び両国間の国境を開き、隔離措置なしに自由な旅行を許可する制度である。

英国の日刊紙“ガーディアン”などによると、オーストラリアのスコット・モリソン首相とニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相はこの日 共同声明を出し、トラベルバブル政策を施行することを明らかにした。これにより オーストラリアとニュージーランドの国民たちは、相手国を旅行する時には14日間の義務隔離が免除される。国家間の義務隔離措置を解除したのは、オーストラリアとニュージーランドが初めてである。

ただ 今回の措置は、オーストラリアとニュージーランドの国民にだけ提供され、海外からこの2国を訪問する旅行客たちは、これまでのように隔離される。外国メディアと現地メディアは、これまで会うことのできなかった両国間の家族・恋人などが空港で再開する姿を次々と報道した。

ロイター通信は「両国が昨年3月に義務隔離措置を施行してから、約1年ぶりだ」とし「オーストリアの一部の州政府では、昨年末からニュージーランドの居住民には検疫なしの訪問を許可していたが、ニュージーランドは隔離措置を続けてきた」と伝えた。

オーストラリアとニュージーランドの両首脳は、今回の措置が両国の経済回復に役立つと強調し、歓迎の意を表した。ただ 両首脳は、今後 トラベルバブル政策のリスクに対して引き続き監視する一方、新型コロナの感染の再拡散などの問題が発生する場合、いつでも政策を中断するという点も明確にした。反対に 安全だと判断される場合には、アジア・太平洋地域の他の国へと政策の範囲を拡げていくと伝えた。

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