米国、稀な“血栓”の懸念で「J＆Jワクチン接種を“一時中断”」する模様＝米メディア

米国保健当局は 稀な血栓症の副反応の懸念から、ジョンソンエンドジョンソン（J＆J）社の医療品部門“ヤンセン”の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、「一時中断」する方向性へと進む模様だと、米ウォールストリートジャーナル（WSJ）は消息筋からの引用を18日（現地時間）報道した。

この消息筋によると、米保健当局の関係者たちは 去る12日夜に開かれたTV会議で、米国民と医師たちにヤンセンワクチンの稀な血栓症の副反応を知らせるためには「最も強力な措置が必要だ」という結論を下した。副反応の事例を調査している間、「ワクチンの使用を一時中断せよ」と公に勧告するという方針である。

当初 米保健当局は、ヤンセンワクチンの危険性について「簡単な警告だけを出したが、医師たちが副反応発生後 不適切な治療をする可能性があるという懸念が高まったことで、ヤンセンワクチンの使用を一時中断するよう勧告することに決定したと、消息筋は伝えた。また 米食品医薬局（FDA）生物製品評価研究センター（CBER）の ピーター・マークス所長をはじめとした保健当局の官僚たちが、安全を最優先するということに意見を集めたと付け加えた。