「裸キムチ」の次は産地偽装…今年だけで190か所余りが摘発=韓国(画像提供:wowkorea)
「裸キムチ」の次は産地偽装…今年だけで190か所余りが摘発=韓国(画像提供:wowkorea)
「裸白菜漬け」の映像などで中国産キムチの購入を避ける人々が増える中、今年におけるキムチ原産地表示の違反はさらに増えたことが分かった。単純に中国産白菜キムチを使っておいて原産地を韓国産と表示したり、中国産キムチを使ってチゲや餃子などを加工・販売している企業が摘発されるなど、事例も多様だった。

国立農産物品質管理院(以下、農管院)によると、直近12か月(2020年4月16日~2021年4月9日)で白菜キムチ(唐辛子粉を含む)の原産地表示に違反して公表した企業は609社にのぼる。農管院は原産地表示に違反した業者について、処分日から12か月間ホームページに公表している。

最近は中国産キムチに対する衛生と安全性への懸念はさらに高まっている。特に中国で撮影したものと思われるある映像では、裸の男性が白菜がいっぱい入れられた空間に入ってキムチの漬け込み作業をする姿が拡散された。

数年前に中国において、唐辛子が山盛りに積まれたところに大量のネズミが行動している映像が伝播されたのに続き、韓国では中国産キムチを憚る雰囲気がさらに高まっている。

しかし、安値の中国産キムチを手放すことができない企業の原産地表示違反はさらに増える傾向にある。今年の農管院の取り締まりで原産地表示に違反した企業は、9日時点で191社にのぼり、昨年1~4月(処分日付基準)の100社より91%急増した。

農林畜産食品部の関係者は「通常中国産キムチの価格が韓国産より3倍ほど安く、企業の誘惑が後を絶たないようだ」とし「キムチは事実上、年中常時監視品目に設定して取り締まりを強化している」と説明した。
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