新型コロナの重症患者の半数以上は、退院後も心臓に損傷が残ったという研究結果が出た(画像提供:wowkorea)
新型コロナの重症患者の半数以上は、退院後も心臓に損傷が残ったという研究結果が出た(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症の重症患者の半数以上は、退院後も心臓に損傷が残ったという研究結果が出た。

19日(現地時間)米科学振興協会(AAAS)のサイト“EurekAlert”によると、英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究陣たちは、新型コロナの重症入院患者で 入院中トロポニンたんぱく質数値が上がった患者たちの約50%から、退院後も心臓の損傷が残っているという研究結果を公開した。

この研究陣は、昨年6月までに退院した新型コロナ患者148人を対象に、退院後 約一か月後に撮影したMRI(核磁気共鳴画像法)撮影を通して心臓の損傷を確認した。これは 既に存在していた傷の可能性もあるが、MRI判読の結果 一部は新型コロナにより新たにできた傷であった。

この148人のうち54%は、心臓に損傷がみられたということである。

この分析結果 患者たちは、心臓の筋肉の炎症、傷跡または心臓組織の死(梗塞)、心臓への血液供給制限(出血)症状、またはこれら3つの症状 全てをもっていた。

心臓専門医として この研究に参加していたロンドン大学の教授は「この研究を通して、新型コロナから回復した後、心臓機能保護のために薬物治療が必要な対象を識別できるようになった」と語った。

今回の研究結果は“ヨーロッパ心臓学会学術誌(European Heart Journal)”に掲載された。

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